重さはどのように決定されるか ─ デカルトにおける力forceの射程 武田裕紀 エンマ・ボヴァリーの時間 森本美和 モーパッサンの『脂肪の塊』における共和主義者像 ─ 飲食に関する描写を通して 北川美香 サルトルにおける言語表象の問題 ─ フランシス・ポンジ…
ラシーヌの宗教劇とその悲劇性について 小倉博孝 バルザックにおける「症候」の概念と医師ナカール 松村博史 『人口天国』あるいは速度の恍惚 釣 馨 「見者の手紙」 ─ ≪Je est un autre.≫の生成する場所 丸瀬康裕 『愛されぬ男の唄』における≪un voyou≫の役…
ネルヴァルにおける登場人物創出のひとつの特徴 ─ 男性登場人物から性別の交錯する人物へ 阪口勝弘 ヴァレリーと19世紀末フランスの「有限主義」の系譜 森本淳生 ポール・ヴァレリーにおける≪un certain regard≫─ 感覚のみで捉えられた視界 林 直子 『失われ…
『クレーヴの奥方』から『ドルジェル伯の舞踏会』へ ─ ロマネスクの構造をめぐって 塩谷真由美 『骰子の一投』における空間化の問題 ─ 海と空の融合(第9ページを中心に) 高階早苗 『失われた時を求めて』における他者と時間 藤澤秀平 サン=テグジュペリ『…
発刊の辞 田辺 保 * 寓話のメタモルフォーズ ─ ラ・フォンテーヌ『寓話』第3集冒頭寓話詩をめぐって 藤田あゆみ サドの矛盾したエクリチュール ─ 『閨房哲学』をめぐって 関谷一彦 ジッドのレシにおける三人のヒロイン ─ マルスリーヌ、アリサ、ジェルトリ…