関西フランス語フランス文学研究 第9号(2003年)

エミール・リトレの辞書編纂 ─ その理論と実践について 平尾浩一
バルザック『シャベール大佐』における「まなざし」 柏木隆雄
時限式の神性 ─ ランボーの“on”の用法についての一考察 小田雄一
プルーストと駅の形象をめぐる一考察 小黒昌文
ユルスナール『アレクシス ─ あるいは空しい戦いについて』における「告白」の諸相 酒井美貴
ドゥルーズ道元 ─ 小津映画の時間イマージュをめぐって 打田素之

関西フランス語フランス文学研究 第8号(2002年)

サミュエル・ベケットの中期作品における表象の問題 藤原 曜
バルベー・ドールヴィイの『オニックスの印章』について ─ 青年期の作品における情熱 小溝佳代子
マラルメとフェリックス・フェネオン 中畑寛之
ヴィリエ・ド・リラダンの作品における女性の二重性について 木元 豊
アンドレ・ブルトン「痙攣的な美」について ─ 機関車のモティーフを中心に 大窪優子
ヴァレリーラルボーフェルミナ・マルケス』における対話 ─ 語り手と視点の移動 瓜生濃世
ボリス・ヴィアン『心臓抜き』草稿における母親像の変遷について 原野葉子

関西フランス語フランス文学研究 第7号(2001年)

『哀れなベルギー!』 あるいはボードレールにおけるカリカチュール 山口 威
マラルメとギュスターヴ・カーン ─ 詩句の観念をめぐる論争 宮嵜克裕
失われた時を求めて』におけるアルベルチーヌの形象の解読 ─ アレゴリーの対象として 浅井直子
『ソドムとゴモラ』のクラゲのイメージ 阪村圭英子
ジッド『女の学校』三部作における作品内の読み手について 小坂美樹
『戦う操縦士』における語りの問題 ─ ≪figural≫と≪narratorial≫の間で 藤田義孝
神と娼婦のあいだ ─ 『マダム・エドワルダ』をめぐる一考察 和田ゆりえ