『関西フランス語フランス文学』第11号(2005年)

18世紀フランスの女性と読書 ─ ルソーとラクロの女子教育論と小説における女性読者 宇野木めぐみ
バルザックコルネリウス卿』『赤い宿屋』における犯罪の表象 岩村(西川)和泉
マラルメの観たゾラの演劇 ─ 自然主義象徴主義の狭間で 坂巻康司
戦争とメランコリー、あるいは新世紀病 ─ L.−F. セリーヌの『夜の果ての旅』読解 杉浦順子
アンドレ・ブルトンと崇高の詩学 ─ 「崇高点」にまつわる問題をめぐって 有馬麻理亜
ユルスナール文学における「境界」:東洋と西洋 久保田亮
シモーヌ・ヴェイユにおける力の概念 辻村暁子