関西フランス語フランス文学研究 第10号(2004年)

ディドロの劇作におけるト書きの役割 中尾雪絵
バルザック 『十三人組物語』 における数をめぐって 西川和泉
秘められた絵画をめぐって ─ 『パルムの僧院』 に見るバロック的美への接近 林亜美
ヴィリエ・ド・リラダンの 『イシス』 とヘーゲル哲学 木元 豊
『マルドロールの歌』 「第一歌」 書換えにおけるイロニー ─ 脱演劇化と「ダゼット」の変貌 寺本成彦
プルーストの花体系における睡蓮についての考察 ─ コンブレーの散歩の場面を中心に 阪村圭英子
『人間の大地』 における物語情報 ─ 1人称体物語の制約を越えて 藤田義孝
ヘテロトピア(混在郷)としての断章形式 ─ ミショーとカルヴィーノの架空紀行 北村直子